「仮想通貨の取引を始めたいけど、どの取引所から始めればいいかわからない……」
「人気の高い取引所のコインチェックとbitFlyerのメリット・デメリットが知りたい」
仮想通貨の取引所は日本企業が運営しているサービスに限っても数多くあり、どの仮想通貨取引所を選べばいいか悩んでいる方も多いでしょう。
これまでそこまで金融系の取引をやったことがない人ならなおさらですし、過去に株取引やFXなどのトレードを経験した人でも、仮想通貨はまったく新しいジャンルです。どの取引所が良いのか、最初はどこのサービスを利用すれば間違いが無さそうか、初心者に優しそうかを比較をしますよね。
そこで本記事では、日本国内で人気で知名度も高い取引所である「Coincheck(コインチェック)」と「bitFlyer(ビットフライヤー)」、2つの仮想通貨取引所の特徴やメリット・デメリットを徹底解説します。
記事を最後まで読めば、あなたに合った取引所を判断しやすくなります。
また、目次を参考に気になるところだけ読んでもらっても分かりやすいように解説してます。
仮想通貨をこれから始める方や、現在使っているものとは別の取引所を探している方はぜひ参考にしてみてください。
【全体比較】コインチェックとbitFlyer
まずはコインチェックとbitFlyerを比較していきましょう。
取り扱い銘柄・各手数料などの基本情報を以下の表にまとめました。
項目 | bitFlyer | Coincheck |
取扱い通貨数 | 21銘柄 | 19銘柄 |
取引手数料 | 販売所:無料(スプレッドは別途かかる) 取引所:約定数量×0.01~0.15%(単位: BTC) |
無料(スプレッドは別途かかる) |
入金手数料 | 無料(振込手数料は負担) | 無料(振込手数料は負担) |
出金手数料 | 220円〜770円 | 407円 |
最低注文数量 | 販売所:0.00000001 BTC(1円〜) 取引所:0.001 BTC |
販売所:500円(相当額) 取引所:0.005BTC以上かつ500円(相当額) |
レバレッジ取引 | 2倍まで可能 | 不可 |
提供サービス | 販売所/取引所 レバレッジ取引 積立 bitFlyerクレカ Braveブラウザ連携 bitFlyer Lightning Tポイントとビットコインの交換 など |
販売所/取引所 NFTマーケットプレイス 積立 貸暗号資産サービスCoincheck NFT(β版) Coincheckつみたて Coincheckでんき Coincheckガス など |
アプリ | 購入方法を選べる中級者以上向け | シンプルな作りで初心者向け |
お問合せ方法 | 公式サイトのお問い合わせフォームにアクセス | 公式サイトのお問い合わせフォームにアクセス |
運営会社 | 株式会社 bitFlyer Holdings | コインチェック株式会社 |
※2022年11月時点
取扱い銘柄・手数料・提供サービスなど、さまざまな点でコインチェックとビットフライヤーには違いがあります。
次に、それぞれの項目の違いを詳しくみていきましょう。
取扱い通貨数
コインチェックとbitFlyerの取り扱い銘柄数は次のとおりです。
サービス名 | 種別 | 取扱い銘柄数 |
Coincheck | 取引所 販売所 レバレッジ取引 |
6銘柄 16銘柄 0銘柄 |
bitFlyer | 取引所 販売所 レバレッジ取引 |
21銘柄 6銘柄 1銘柄 |
CoincheckとbitFlyerでどのような銘柄を扱っているのか、具体的な銘柄内容については後ほど解説します。
レバレッジ取引はbitFlyerで1銘柄のみ可能です。
レバレッジ取引とは
口座に預け入れてしている自己資金よりも大きな金額の取引ができる仕組みのこと。
レバレッジ取引は、短期で資産を増やしたい人には向いている取引の方法です。
ただし、あなたが口座に預けている金額以上に損失が出る手法でもあるので、仮想通貨取引に慣れていない人は安易に取り組まないように注意しましょう。
上記の銘柄数の比較結果から、取り扱い銘柄の多い取引所はコインチェックの方だといえます。ただし現在(2023年3月時点)主流となっているBTC(ビットコイン)などの仮想通貨については、どちらの取引所もしっかりと押さえています。
なので、これから仮想通貨取引をやってみようという初心者には、取り扱い銘柄はそこまで問題ではありません。
販売所ではなく取引所で売買できる銘柄については、コインチェックとbitFlyerで大きな違いがあります。具体的な取り扱い銘柄については後ほど、本記事内で紹介するため興味のあるアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)がある方は参考にしてください。
取引手数料
コインチェックとbitFlyerの取引手数料は次のとおりです。
取引手数料 | |
Coincheck | 無料(スプレッドは別途かかる) |
bitFlyer | 販売所:無料(スプレッドは別途かかる) 取引所:約定数量×0.01~0.15%(単位: BTC) |
コインチェックは販売所・取引所ともに無料。bitFlyerは取引所のみ手数料がかかります。ただしスプレッド(売買の際に生じるレート差)は別途かかるため注意しましょう。
スプレッドが発生する販売所取引に対し、取引所取引はスプレッドが発生しないため頻繁に売買を繰り返す場合はお得です。取引所を利用する場合は、コインチェックを利用するとよいでしょう。
入金手数料
コインチェックとbitFlyerの入金手数料は次のとおりです。
入金手数料 | |
Coincheck | 無料(振込手数料は負担) |
bitFlyer | 無料(振込手数料は負担) |
入金手数料はCoincheck、bitFlyerともに無料です。
ただし出金手数料については料金がかかり、金額に違いも出るため、注意しておきたいところです。次の項目で詳しく解説します。
出金手数料
コインチェックとbitFlyerの出金手数料は次のとおりです。
出金手数料 | |
Coincheck | 407円 |
bitFlyer | 220円〜770円 |
出金手数料はコインチェック・bitFlyerのどちらにも発生です。
コインチェックはどの口座でも407円、bitFlyerは出金先の口座で金額が変化します。
たとえばbitFlyerでの出金先口座が「三井住友銀行」の場合は手数料が最安の220円となります。出金手数料を安く抑えたい場合は220円で済む三井住友銀行の口座を用意して、bitFlyerを利用しましょう。
bitFlyerと三井住友銀行という組み合わせであれば、出金手数料が最安の220円で済みます。
最低注文数量
コインチェックとbitFlyerの最低注文数量は次のとおりです。
最低注文数量 | |
Coincheck | 販売所:500円(相当額) 取引所:0.005BTC以上かつ500円(相当額) |
bitFlyer | 販売所:0.00000001 BTC(1円〜) 取引所:0.001 BTC |
コインチェックとbitFlyerを比較すると、bitFlyerの方が少額から仮想通貨の取引が可能です。0.005BTC以上かつ500円相当額が必要なコインチェックに対し、bitFlyerは販売所からであれば0.00000001 BTC(1円〜)から仮想通貨を購入可能です。
取引所に限定しても、最低注文数量に5倍の差があります。できるだけ少額から取引を始めたい方は、bitFlyerがおすすめです。
レバレッジ取引
コインチェックとbitFlyerで可能なレバレッジ取引は次のとおりです。
レバレッジ取引 | |
Coincheck | 不可 |
bitFlyer | 2倍まで可能 |
投資した資金以上に取引をできる「レバレッジ取引」は、コインチェックでは取り扱いなし。一方bitFlyerではレバレッジ取引は2倍まで可能です。
bitFlyerの方が、コインチェックより少ない資金で多額の収益を得られる可能性があります。とはいえ、初心者にはリスクが高いため、慣れてきてからレバレッジ取引を検討するようにしましょう。
提供サービス
コインチェックとbitFlyerの提供サービスは次のとおりです。
提供サービス | |
Coincheck | 販売所/取引所 NFTマーケットプレイス 積立 貸暗号資産サービスCoincheck NFT(β版) Coincheckつみたて Coincheckでんき Coincheckガス など |
bitFlyer | 販売所/取引所 レバレッジ取引 積立 bitFlyerクレカ Braveブラウザ連携 bitFlyer Lightning Tポイントとビットコインの交換 など |
コインチェックには仮想通貨の他にNFTを取引できる「NFTマーケットプレイス」や、生活に紐づいた電気・ガスなどのサービスが特徴です。
bitFlyerはビットコインが貯まる「bitFlyerクレカ」や、Tポイントとビットコインの交換ができるサービスなどが充実しています。
仮想通貨以外にも利用できるサービスが欲しい場合はコインチェック、仮想通貨を手に入れるチャンスを増やしたい場合はbitFlyerがおすすめです。
アプリ
コインチェックとbitFlyerには専用のアプリが用意されています。アプリの特徴は次のとおりです。
アプリ | |
Coincheck | シンプルな作りで初心者向き |
bitFlyer | 購入方法を選べる中級者以上向き |
コインチェックのアプリはシンプルなデザインで操作しやすく、投資初心者でも迷わず仮想通貨を売買できる仕様です。しかし取引所機能はなく、販売所しか利用できません。
bitFlyerでは販売所・取引所・bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)から購入方法を選択できます。取引所取引であればスプレッドが発生しないため、コストを抑えて売買が可能です。ただし取引所は販売所より操作が難しく、初心者には向いていません。
口座を開設したばかりの初心者はコインチェック、購入方法を選びたい方はbitFlyerのアプリを選ぶとよいでしょう。
セキュリティ
コインチェックとbitFlyerのセキュリティの特徴は次のとおりです。
セキュリティ | |
Coincheck | 大手上場企業が運営する安心のセキュリティ |
bitFlyer | 業界最長7年以上ハッキング0の実績 |
コインチェックは大手上場企業「マネックスグループ」の傘下にあるため、大手取引所で高いセキュリティを誇ります。過去にハッキング被害に巻き込まれたこともありますが、マネックスグループに加わった後は「2段階認証」「SSL暗号化」などの機能で安全性が大きく向上しました。
bitFlyerは2014年に創業してから、7年以上の間一度もハッキング被害に遭ったことのない実績を持ちます。「パスワードの共同チェック」や暗号資産をネットワークから隔離して保管する「コールドウォレット」などが特徴です。
暗号資産は法整備がまだ不十分なため、自身の資産を守るためにセキュリティには可能な限り気をつけなければいけません。その点、コインチェックとbitFlyerはどちらも大手取引所で、セキュリティ面では非常に強固なものとなっているため、安心感のある利用ができます。
【概要】コインチェックとビットフライヤー
次に、コインチェックとビットフライヤーのそれぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。
「コインチェックとビットフライヤーのどちらを選べばいいんだろう」とお悩みの人は、これから紹介する内容を参考にして、ぜひ自分に合った取引所を見つけてください。
概要:Coincheckの特徴
Coincheckの特徴は主に次の6つです。
Coincheckは2023年3月時点で19銘柄の暗号資産を取り扱っています。メジャーな暗号資産からマイナーなものまで扱っているため、ビットコインはもちろん、アルトコインも購入しやすいのが特徴です。
さまざまなアルトコインを取り扱っているCoincheckで取引をしていると、暗号資産取引の選択肢が広がり、儲かるチャンスが生まれやすくなります。
Coincheckはビットコインやイーサリアムなどのメジャーな暗号資産から、サンドやエンジンなどあまり他では取り扱っていないものまで幅広く購入可能です。より自分に合った暗号資産が見つかるかもしれません。
先にも紹介したとおり、専用のスマホアプリは初心者でも扱いやすく、暗号資産を初めて取引する方でも問題なく売買できます。
暗号資産に初めて触れる人は、売買の方法がよくわからず挫折しやすいため、扱いやすいアプリがあるのは大きな魅力です。
Coincheckの口座開設は、最短5分で申し込みが完了します。初心者の暗号資産を始めるハードルを上げる口座開設が、簡単で始めやすい点も特徴です。
上場企業のマネックスグループが親会社で、信頼性が高い点も見逃せません。暗号資産取引は、まだまだ法規制が緩い部分があるため、きちんと資産を守ってくれる大手取引所のサービスを利用したいところです。
その点Coincheckは「2段階認証」「SSL暗号化」などを用いたセキュリティで、ユーザーの暗号資産を安全に管理してくれます。
Coincheckは「取引通貨が多い」「初心者でも始めやすい」「セキュリティが万全」などのさまざまな点が魅力です。
仮想通貨取引を始めてみたい方、他では取り扱っていないアルトコインを購入したい方はCoincheckで口座開設しましょう。
概要:bitFlyerの特徴
bitFlyerの特徴は主に次の6つです。
ビットフライヤーはビットコインの取引量が国内で最も多く、6年連続で取引量No.1*2を達成しています。取引所取引はユーザー同士の売買が行わなければ機能しないため、取引が活発なビットフライヤーはビットコインの取引所に最適です。
創業して以来一度もハッキング被害に遭っていないセキュリティ面の高さも特徴。最新技術を使ったセキュリティ、2段階認証やコールドウォレットで暗号資産をハッキングから守ります。
ビットコインを1円から取引できる手軽さも魅力です。ビットコインだけでなく、イーサリアムやリップルなどのアルトコインも最小発注数量1円から取引できます。
仮想通貨が手に入るサービスが多い点も、少しでも多く収益を得たい人には嬉しいポイントです。
簡単に暗号資産を積み立てできる「bitFlyer かんたん積立」やビットコインが貯まるクレカの発行、Tポイントをビットコインに変えられるユニークなサービスなどがあります。
国内No.1のビットコイン取引量を誇る*1ビットフライヤーは、ビットコインを手に入れるチャンスが豊富な点が特徴です。ビットコインを取引したい・ビットコインを大量に手に入れたい人はビットフライヤーを利用しましょう。
*1Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
*2Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年-2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
取引所の選び方
ここでは、コインチェックとビットフライヤー、どちらを選べばいいか解説します。どのような方におすすめなのか詳しく紹介するため、取引所選びで悩んでいる方は必見です。
Coincheckがおすすめの人
コインチェックがおすすめの人は次のとおりです。
コインチェックのアプリはシンプルな操作で簡単に暗号資産を購入できるため、初めて取引する方におすすめです。
「何が書いてあるのかわからなくて使えない」などということはなく、直感的な操作で取引所を利用できます。
また、Coincheckが取り扱う暗号資産は業界最大級の19銘柄です。
メジャーなものからマイナー銘柄まで幅広い種類の中から選びたい人にも向いています。
ビットコインを購入したい初心者の人から、アルトコインを購入したい人まで幅広い層が満足できます。
Coincheckの取引手数料は、販売所・取引所ともに無料です。
比較対象のビットフライヤーは取引所で手数料がかかるため、取引コストをできるだけ抑えたい人はCoincheckをおすすめします。
外出中に暗号資産の取引をしたい人にも、Coincheckは向いています。アプリでの操作がしやすく、ネットが繋がる環境であればどこでも取引できるためです。
自宅でも、移動時間でも場所を問わずに簡単に暗号資産の状況をチェックできます。
「安心できる運営元で暗号資産を取引したい」人にも、Coincheckはおすすめです。大手のマネックスグループが提供している大手取引所サービスのため、セキュリティは強固で安心感があります。
Coincheckでは暗号資産だけでなく、NFT売買も可能です。NFTにも興味のある人は、Coincheckでどちらも取引できて一石二鳥です。
初心者に使いやすく、コストをできるだけ抑えて利用できる取引所を探している人は、コインチェックを選びましょう。
ビットフライヤーがおすすめの人
ビットフライヤーがおすすめの人は次のとおりです。
ビットフライヤーは国内No.1のビットコイン取引量を誇る*3ため、ビットコインを頻繁に売買したい人におすすめです。また、1円から取引可能・Tポイントをビットコインに交換できるサービスもあり、あまりお金を出さなくても取引を始められます。
ビットコインが貯まる独自のクレジットカードを始め、さまざまなビットコインに関するサービスがあるため、ビットコインを増やして儲けたいと考えている人にもビットフライヤーは向いています。
「販売所」「取引所」「ビットフライヤーライトニング」と3つの取引方法がある点もポイントです。取引方法を自身の手で選びたい人にも、ビットフライヤーはおすすめです。
Coincheckと違い「レバレッジ取引」もできるため、うまく運用すれば少額から資産を大きく増やすこともできます。ビットコインをアクティブに運用したい人はビットフライヤーで口座開設しましょう。
*3Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
メリットをご紹介
次に、コインチェックとビットフライヤーのメリットを紹介します。「それはいいな!」と感じる部分があれば、今すぐ口座開設がおすすめです。
コインチェックのメリット
Coincheckのメリットをご紹介します。
Coincheckは日本円で仮想通貨(暗号資産)を購入できます。初心者でも売買しやすい操作性もあり、仮想通貨取引を始めやすい点が大きなメリットです。
Coincheckには暗号資産を自動で積み立てできる「コインチェックつみたて」があります。暗号資産価格の上がり下がりに振り回されることがないため、暗号資産初心者におすすめです。
取引所手数料が無料な点も大きなメリットです。ビットフライヤーを始め取引手数料を取られるサービスは多いですが、Coincheckは取引手数料を気にする必要はありません。他サービスよりお得に取引できます。
仮想通貨取引の他に、NFT関連の取引も可能です。コインチェックの口座を開設すればついでにできるため、暗号資産とNFTの両方を始められるのもメリットになります。
さらにCoincheckは、わからないことがあったときはすぐに検索して対応できます。国内最大手の取引所のため、疑問点が出ても検索すればすぐに解決手段が見つかるでしょう。
海外取引所の場合は、情報が少なくわからないことがあってもなかなか解決策が見つかりません。大手取引所のCoincheckは情報も多く、悩むケースは少なくて済みます。
初心者でも始めやすく、取引手数料も無料、わからないことがあっても調べやすい点などがCoincheckのメリットです。
ビットフライヤーのメリット
ビットフライヤーのメリットをご紹介します。
ビットフライヤーでは「TSUTAYA」や「ファミリーマート」などで貯まる「Tポイント」をビットコインと交換できるサービスがあります。
「暗号資産にお金を出すのは怖い」と感じている人も、暗号資産に手を出しやすく嬉しいポイントです。
また、ビットフライヤーは1円からでも暗号資産を購入できます。そのため、暗号資産の購入を少額から始めてみたい人にもピッタリです。
Coincheckとは異なりレバレッジ取引ができるため、リスクをとって資産を増やしたい方にも向いています。
ビットフライヤーではビットコインを購入しやすく、少額から資産を増やせるのが大きな魅力です。
セキュリティが強固な点も、安心して利用できるためメリットです。世界から見てもトップクラスのセキュリティ対策で、ユーザーの資産をしっかり守ります。
最低積み立て金額1円から積立投資できる点も注目ポイントです。手間をかけずに、少額から中長期的な投資ができます。
中級者・上級者にとっては、暗号資産の取引形式を自由に選択できる点もメリットです。
「今は慣れていないから販売所を使うけど、慣れてきたら取引所を利用しよう」と考えている人にも、ビットフライヤーなら簡単に取引形式を選べます。
1円から取引可能で、レバレッジ取引もできるビットフライヤーはビットコインを増やす手段が豊富な点が大きなメリットです。
デメリットをご紹介
「口座を開設したけど、思っていたものと違った……」
そのようなミスマッチを防ぐために、デメリットについても解説します。
メリットだけでなくデメリットも理解しておきたい人は、ぜひ参考にしてください。
Coincheckのデメリット
Coincheckのデメリットをご紹介します。
初心者でも使いやすいCoincheckのアプリですが、操作をわかりやすくした結果、取引所の取引機能がわかりにくい場所にあります。具体的な手順としては「アカウント」を選択した後の「FAQ/問い合わせ」にある「ビットコイン取引所」を選択すればOKです。
他には販売所でしか購入できないアルトコインが多い点が挙げられます。板取引(取引所での取引)では取扱い銘柄が多いコインチェックの利点を活かせません。
レバレッジ取引できない点も注意すべきです。十分な資産がない場合は、多額の売買はできません。
ビットフライヤーのデメリット
ビットフライヤーのデメリットをご紹介します。
仮想通貨積立はアプリからしかできない点がデメリットです。ブラウザからはできないため注意しましょう。また、先ほどレバレッジ取引できるのがメリットと述べました。ただしレバレッジできる銘柄はBTC(ビットコイン)のみです。
さらに銀行口座の種類によっては、出金手数料がコインチェックより高くなるのも気をつけるべきです。たとえば口座が三井住友銀行ではなく、3万円以上の出金であれば手数料が770円となります。
この金額はコインチェックの407円と比べて363円も高い金額のため、コストを抑えたい方は注意しましょう。
取り扱い通貨の比較
先ほど取扱い通貨の比較で簡単にコインチェックとbitFlyerを比較しました。ここではさらに取引所や販売所、レバレッジ取引に内容を分けて比較していきます。
取引所で扱いのある銘柄
取引所で取り扱いのある銘柄は次のとおりです。
取引所で扱いのある銘柄 | |
Coincheck | BTC、ETC、MONA、LSK、OMG、PLT |
bitFlyer | BTC、ETH、XRP、BCH、XLM、MONA |
2つの取引所で共通して取引できる銘柄は、BTC(ビットコイン)以外はBCH(ビットコインキャッシュ)とMONA(モナコイン)の2つのみです。取引所で取引したい場合は、目当ての銘柄があるか確認しておきましょう。
とくにコインチェックではビットコインに次ぐ時価総額を誇る(2023年3月時点)ETH(イーサリアム)が取引できないため、注意が必要です。
取り扱い銘柄数がどの程度あるかも重要ですが、板取引する予定であれば、まずは取引所に購入したい銘柄があるかチェックしておきましょう。
販売所で扱いのある銘柄
販売所で扱いのある銘柄は次のとおりです。
販売所で扱いのある銘柄 | |
Coincheck | BTC、ETH、ETC、LSK、XRP、XEM、LTC、BCH、MONA、XLM、QTUM、BAT、IOST、ENJ、OMG、PLT、SAND 、XYM、DOT |
bitFlyer | BTC、ETH、ETC、LTC、BCH、MONA、LSK、XRP、BAT、XLM、XEM、XTZ、DOT、LINK、XYM、MATIC、MKR |
コインチェックにあり、bitFlyerにない銘柄はOMG・QTUM・ENJ・IOST・SAND・PLT。
bitFlyerにあり、コインチェックにない銘柄はXTZ・LINK・MKR・MATICです。取引したい銘柄があるか、チェックしておきましょう。
レバレッジ取引ができる銘柄
レバレッジ取引ができる銘柄は次のとおりです。
レバレッジ取引ができる銘柄 | |
Coincheck | なし |
bitFlyer | BTC |
コインチェックでは、レバレッジ取引できないため対応する銘柄はありません。
bitFlyerではレバレッジ取引は可能なものの、BTC(ビットコイン)のみに限られます。ビットコインでレバレッジ取引する予定であれば、bitFlyerで口座開設しましょう。
CoincheckとbitFlyerはどっちも口座を持っておくべき
コインチェックとbitFlyerの特徴・メリットなどを見ていきました。それぞれにメリット・デメリットがあります。そのため、どちらかだけを使えば正解というわけではありません。仮想通貨取引をするのであれば、CoincheckとbitFlyerの両方の口座を持っておくべきです。
複数の口座を無料登録しておけば、サービスを比較でき、良いところだけを利用できます。資産を分散させリスク管理もできるため、コインチェックとbitFlyer、どちらも口座開設しておきましょう。手続きは無料なので損はありません。
注意点
ここでは、取引所を開設するときの注意点を解説します。
仮想通貨の取引をこれから開始していきたい人は、ぜひチェックしておいてください。
仮想通貨の取引で2段階認証は必須
仮想通貨取引の口座を開設するときは、必ず2段階認証をしておきましょう。ハッキング被害から資産・情報を守るために、必要な設定です。
ハッキングに巻き込まれれば、これまで増やしてきた資産に甚大な被害を受けてしまいます。あなたの資産を守りたいのであれば面倒と思わずに、必ず2段階認証を設定しましょう。
取引所ごとで購入費用が変わる
仮想通貨は取引所ごとに購入費用が変わります。証券取引所が株価を決めるため価格の変わらない株式とは異なり、仮想通貨はユーザー同士で取引するため、価格が変動するためのです。
仮想通貨は値動きも激しいため、取引所によって価格差が生まれやすくなっています。取引所によって費用が変わるため、仮想通貨を購入する取引所はよく選びましょう。
複数の口座を持っておく
先にも述べたとおり、複数の口座を持っておくとさまざまなメリットがあります。サービスを比較・検討でき、利用できるサービスの幅が広がるでしょう。
取引できる銘柄も、口座の数が増えると増加します。システムトラブルがあった場合の対策にもなるため、複数の口座に登録しておきましょう。
まずはコインチェックとビットフライヤーの口座開設がおすすめです。
レバレッジ取引は証拠金以上に損をする可能性がある
レバレッジ取引はリスクをとる方法なため、費やした資金以上に損をする、借金を抱える可能性があります。たとえばbitFlyerで2倍のレバレッジをかければ、値上がりすれば2倍の利益が得られるでしょう。しかし値下がりすれば2倍の損失です。
初心者の方はレバレッジ取引を積極的に利用せずに、持っているお金の範囲だけで仮想通貨取引に参加するようにしましょう。
【要チェック】海外の取引所は難易度が高い
「国内だけでなく、海外の取引所はどうなんだろう?」
「海外の方がお得に取引できるんじゃないか?」
このように思う方もいるかもしれません。しかし、海外の取引所は難易度が高く、おすすめできません。理由は主に以下のとおりです。
詳しく解説するため、海外の取引所に興味がある方は参考にしてください。
日本と法規制が違う
海外の取引所は、日本と法規制が違います。日本の法律が適用されない可能性もあるため、非常に危険です。
国内の仮想通貨はすべて厳しい基準をクリアした取引所のみ存在しますが、海外は信頼できるところばかりではありません。そのため。予期せぬトラブルに巻き込まれる場合もあります。
言語が違うので対応が難しい
海外の取引所には日本語に対応していないサイトもあり、対応が難しい可能性もあります。とくにトラブルが発生した場合は、言語の違いで問い合わせが難しいでしょう。
情報を得るのが大変
日本人向けに作られていないサイトでは、情報を得るのも難しいかもしれません。取扱っている銘柄・サポートはどうか・補償はあるのかなど、情報を得るのも大変です。
詐欺サイトやハッキングの問題
海外の取引所は国内の取引所より詐欺サイトに引っかかる可能性や、ハッキングを受けやすい傾向にあります。日本語のサポートがない場合は、補償を受けることも難しいでしょう。
万が一ハッキングの被害に遭っても補償を受けられる国内の取引所とは異なり、海外の取引所は自己責任となります。
高めのレバレッジが初心者向きではない
国内でかけられるレバレッジはbitFlyerの最大2倍のように低めに設定されていますが、海外のレバレッジは10倍・20倍などのレバレッジをかけられます。
国内と比較できないほど膨大な資産を増やすチャンスがある代わりに、とんでもない借金を抱えてしまうリスクもあるでしょう。海外は初心者向けではない高めのレバレッジをかけられるため、非常に危険です。
Coincheckの登録方法
ここでは、コインチェックの口座開設の手順を紹介します。手続きの流れは次のとおりです。
まずはコインチェックのアカウントを作成するために、メールアドレスを登録しましょう。コインチェックにログインできた後は、本人確認書類の提出です。顔の撮影を行い、確認事項に進みましょう。本人確認完了のメールが届いたら、登録完了です。
bitFlyerの登録方法
次に、bitFlyerの登録方法を紹介します。次の手順で行いましょう。
bitFlyerの無料登録で最初にやるべきことは、メールアドレスの登録です。メールアドレスを入力するとパスワード設定のメールが届くため、設定を行いましょう。次に、パスワードの2段階認証をします。
2段階認証が終われば、本人情報の入力・本人確認書類の提出です。顔写真が写った書類を提出し、次に進みます。最後は確認事項が表示されていくため、必要事項を入力し、本人確認完了のメールが届けば無料登録の完了です。
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まとめ
コインチェックとbitFlyer、2つの仮想通貨取引所の特徴やメリット、デメリットを解説しました。コインチェックは使いやすい点が魅力のため仮想通貨初心者の方に、bitFlyerはビットコインの取引がしやすいためビットコインをメインに取引する方におすすめです。
複数の口座を開設した方がそれぞれの取引所のメリットを得られるため、コインチェックとbitFlyerの両方で口座を開設しておきましょう。
この記事で紹介したコインチェック・bitFlyerの特徴、おすすめポイントを参考にすれば、自身に合った取引所が見つかります。仮想通貨に興味のある方は、ぜひ口座開設して取引を始めてください。
よくある質問
Q.CoincheckとbitFlyerはどちらがおすすめですか?
A.どちらもおすすめなので、両方とも口座開設しましょう。それぞれの口座にメリット・デメリットがあるためです。
いざそのサービスを使いたいと思っても、口座開設のところからスタートするのは時間がかかります。先に口座だけでも持っておくとスムーズに対応できるでしょう。
Q.アルトコインを購入するならどこの取引所が良い?
A.コインチェックがおすすめです。2023年3月時点でコインチェックは業界最大級の19銘柄を取扱っています。アルトコインの積立投資もできるため、少額から積立もできますよ。
Q.仮想通貨の取引をするためには口座が必要?
A.日本円の入金で仮想通貨を購入するためには、仮想通貨取引所での口座が必要です。メールアドレスや本人確認書類も用意しておきましょう。
Q.CoincheckとbitFlyerの最低取引金額を教えてください。
A.コインチェックの最低取引金額は500円(相当額)、bitFlyerは0.00000001 BTC(1円〜)です。最低取引金額ではコインチェックよりbitFlyerの方が優秀です。